きょり


近くて遠い。
「土方さん」
「あ?」
「この辺って 出るらしいですぜ」


「何が」
「だから物の怪(もののけ)の類(たぐい)が」
「下らねー事云ってる暇あったら
 とっとと見回り終わらして屯所戻んぞ」
遠ざかる。
だって あんたの苦手な
そんな話でもすれば


手でも握ってくるかな なんて
ほんとに下らねぇ・・・
「いてッ」
「何してんだお前。ちゃんと前見て歩けよ。
 ったく、ボーッとしやがってしょうがねぇな」


「危なっかしいからつかんでてやるよ。ドジ。」
ドジって・・・
ちょっと不本意だけど
「・・・まぁいいか」
「何か云ったか?」
「何でもありやせん」

おしまい。

触れ合うくらい傍にいて欲しい、来て欲しい。と、控えめ(?)に思っている沖田な感じで描いてみたり。何でもいいから手を握ってほしかったのです。

2007/2/23